千葉刑事事件 相談室

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覚醒剤取締法違反、公正証書原本不実記載同行使(不起訴処分)

被疑者段階→結果:不起訴処分

 

事案の概要

中国国籍のAさんは①日本に長期間在留できるようにするため結婚する意思など無いのにあるように装ってB子さんとの結婚を偽装し婚姻届を区役所に提出して戸籍に不実の記載をさせ②さらに覚せい剤を所持していたという2件の容疑で逮捕されました。本件はB子さんが以前から不倫関係にあったCさんとの間の子供を妊娠したためAさんに離婚を申し出たものの口論となり話し合いがつかず警察にAさんとの結婚が偽装結婚であると申告したことからAさんが逮捕されることになった事件です。また警察によるAさんの逮捕の際の捜索によりAさんの車のトランクから覚せい剤が発見されたものでした。
 

 

弁護活動

AさんとB子さんとの結婚が偽装結婚でないことを明らかにするためにAさんの家族の陳述書や婚約記念の写真などを検察官に提出しました。またAさんは知人に貸していた車を返してもらったところ車のトランクの中に覚せい剤が入っていたもので全く身に覚えがないと話していたため弁護人としてそれが事実であればどのように言われても一貫してそのように供述するように励ましました。
 

弁護士のコメント

不起訴に持ち込み釈放するには極めて困難な事件でした。偽装結婚の件については、Aさんの言葉を信じ家族の協力を得てAさんの供述を裏付ける資料を作成し検察官に提出したことが、功を奏したと思っています。また覚せい剤についてはグレーな部分もあったもののAさんの一貫した供述を覆し犯罪を立証するだけの資料がなかったため不起訴になったものと思っています。

 

当事務所の薬物犯罪・麻薬解決事例

大麻取締役法違反、関税法違反(自白を強要されたが、不起訴処分)
覚醒剤取締法違反、公正証書原本不実記載同行使(不起訴処分)
 

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