Aさんは、酒を飲んだ後タクシーで帰宅し、自宅前でタクシー料金を払おうとした際、財布を持っていないことに気づきました。そのため、タクシー運転手と口論となり、酒に酔った勢いで、自宅近くにあった刃物を振り回したため、タクシー運転手に通報され、逮捕されてしまいました。
Aさんは、酒に酔っていたこととはいえ、大変なことをしてしまったと反省し、被害者へ謝罪し、示談することを強く望んでいました。また、Aさんは、2年前に別の罪で裁判を受け、執行猶予中であったことから、この事件で強盗罪として起訴されて有罪となってしまった場合、実刑判決が下され、猶予中の前の刑と合わせ、長期間服役をしなければならなくなるため、起訴されることを避ける必要がありました。